他人任せの投資はやめよう
こんばんは、よっぴーです。
マイナス金利で収益が上がらない金融機関を助けたいという人が増えているのでしょうか?
因みにファンドラップとは、
のことです。誰向けのサービスかと言うと、
・運用したいけど、どうしたらいいのわからない
・運用に割ける時間がない
・運用に自信がない
人向けになります。
先ず運用の仕方がわからない人に対してですが、とりあえず勉強しましょう。自分の大切な資産なのですから、訳も分からず他人に預けるなんて狂気の沙汰です。お金に困っていないならともかく、老後の備えと思うなら自分が何をしているのか知っておくべきです。お勧めは、橘玲著『臆病者のための株入門』です。新書なのでサクッと読める上、ギャンブル~投資まで幅広く扱っています。これを読めば、少なくとも手数料の高い商品に手を出すことはなくなります。
次に運用に避ける時間がない人ですが、それはただの偏見です。投資のやり方によっては、極端な話、月に10分時間が取れれば充分すぎる方法もあります。個別株投資の私ですら株価チェックは1日10分程度ですし、相場が気になって仕事に集中できないなんてことは過去に一度もありません。デイトレーダーのイメージから脱却しましょう。
最後に自信がない人ですが、投資の世界で腕に自信のある人なんていませんから安心してください。どんなに楽観的な人であっても、未来はわからない以上、みんな不安を抱えながら投資をしています。
そんな中、自信がありますなんて言いながら寄ってくるのは詐欺師くらいなものです。腕に自信があり、実際に実績がついてくる人は他人のお金なんて運用しません。他人のお金を預かって運用している人は、手数料という名のストックビジネスを行い、違うところで儲けようとしているだけです。
ダメな金融サービスの特徴は、手数料を見ればすぐにわかります。野村証券、みずほ証券、三井住友信託銀行のファンドラップを調べると、手数料は1.7%前後です。そこに運用する投資信託の信託報酬までかかってくるのですから、いくらなんでも高すぎます。
株がプラスサムゲームと言われるのは配当金があるからで、もしなければマイナスサムゲーム(手数料がかかるためゼロサムにならない)になってしまいます。東証一部上場企業の平均配当利回りは2%ほどしかありませんから、ファンドラップを利用することで、国内株式に限れば、自らマイナスサムゲームにしてしまっているのです。チャーリー・マンガーが言うところの、「不思議の国のアリス」状態です。
しかも恐ろしいことに、証券会社の利益は手数料なので、解約されない限り証券会社は利益が出続けるのです。投資家が一方的にリスクを背負わされているのです。
いろいろ考えると、ファンドラップを喜んでやっている投資家なんているのでしょうか?恐らく一人もいないでしょう。証券会社に勧められてファンドラップをやっている人は、自分で投資なんてやったことがない人でしょう。
自分で資産を守るためには、しっかりとした知識が必要です。上手い儲け話なんてものがないように、他人に預けるだけで楽して儲けられることもありません。投資の世界では、カモになるかならないかは自分の努力で決まります。
みなさんも、「賢明な投資家」でいましょう。
それではまた!