株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

”金融のプロ”という言葉の罠

こんばんは、よっぴーです。
 
 
世の中にはプロと呼ばれる方々がいます。
プロ野球選手、プロサッカー選手、プロゴルファー、プロ棋士、プロ雀士などなど。
 
全てその道で生活しているということを考えれば同じように感じるかもしれませんが、そこには決定的な違いがあります。それは、「素人がプロに勝てるか?」という点です。
 
素人がプロに勝つためには運を味方につけることが必要ですから、才能と努力が支配する世界では起こりえません。
私は趣味でゴルフと将棋をしますが、同じ条件で松山英樹選手や藤井聡太六段と勝負をしても決して勝つことはできないでしょう。仮に勝負を100回、1000回と繰り返してもです。もちろん確率的には0%ではないのでしょうが、ジャンボ宝くじの1等を当てる確率の方がはるかに高いでしょう。
 
翻って”金融のプロ”について考えてみます。
 
もし私が同じ条件で”金融のプロ”と勝負をした場合、10回やれば数回は勝てる気がします。(←少し言い過ぎ?)
これは決して彼らが劣っているわけでも、私が優れているわけでもありません。それは、投資が未来を予測する勝負であり、その未来は誰にもわからないからです。誰にもわからないということは、運が勝負を決める大きな要素になってしまいます。だから不幸なことに、彼らはサルにも負けると揶揄されてしまうわけです。
そう考えると”金融のプロ”とは、運用がとびきり上手な人ではなく、金融についてとびきり詳しい人ということになります。だからこそ、彼らは相場の変動の理由を後から見事に解説できるのです。
 
金融機関が薦める商品には、運用を”プロ”に任せられることを謳い文句にしているものがあります。ですが、世の中に金融にとびきり詳しい人はたくさんいても、あなたが望むような、運用がとびきり上手な人なんて滅多にいないのです。もしそんなに運用が上手ならば、手数料だの信託報酬だの固定の報酬なんて要求せず、成功報酬だけで勝負できているでしょう。
 
もちろん中には、期待以上の素晴らしい成果を上げてくれることもあるでしょう。ですがそれは、そんな誰かに出会えたあなたが”とびきり運がいい”というだけのことです。
 
 
それではまた!