株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

確定拠出年金の運用方法を考える その2

こんばんは、よっぴーです。

 

前回の続きです。

確定拠出年金の運用方法に悩む、迷える子羊たちを導くための内容です。

 

今日は確定拠出年金の運用方法を決めるうえでのポイント、「②運用益が非課税」につて考えてみます。

 

現在、売却益、利息、配当金には、約20%の税金がかかります。つまり、利益が確定した時点で国家が無慈悲にも利益の1/5を接収するのです。ところが、確定拠出年金ではこのペナルティがありません。

 

この税金の恐ろしさは、預金しか持たない人には理解できないかもしれません。今どきの普通預金の利息は0.02%ですので、100万円を1年預けると200円の利息が付きます。税金はその20%ですので40円ということになります。これを惜しむ人はほとんどいないでしょう。

でも、運用に成功して利益が10万円出れば2万円、100万円出れば20万円が税金で引かれます。ものすごい金額です。想像しただけでも払うのが嫌になるでしょう。私が利益確定したくないのもこれが大きな理由です。確定しただけで機械的に資産が2割も目減りするのです。

ところが、これが確定拠出年金では取られないのです。これは、資産運用において非常に有利な制度です。

 

ここでのポイントは、確定拠出年金では利回りの大きい商品で運用した方が有利になるということです。よって、超低利回りが確定している預金は論外となり、低利回りが確定している債権も外した方がよいと考えられます。(現在の金利は、定期預金で0.03%、10年の長期国債で0.05%程度しかありません。一方、日本株配当利回りは2%程度あります。)

よって、必然的に株式による運用に絞られます。

 

前回で預金が対象外、今回も預金は対象外、加えて債券もいまいちという結果になりました。よって、株式投資が最もこの制度を活用できる運用商品であることになります。

 

 

私個人の意見になりますが、10年以上運用期間が残っているのであれば、確定拠出年金は100%株式で運用すべきです。10年を切っているようであれば、バランス型でもよい気がします(私はきっと最後まで株式100%で運用します)。

元本割れは気になるかもしれませんが、恐れる必要はありません。資産運用の目的は、決して資産を増やすことではありません。小難しい言い方をすれば、自分の購買力を保つことです。極端な話、資産が2倍になっても物価が3倍になれば暮らしは苦しくなります。逆に、資産が半分になっても物価が1/3になれば暮らしは楽になります。

 

購買力を保つ。この意識をもって臨めば、元本保証の魔力にとらわれることなく、制度を目一杯生かした合理的な運用ができるでしょう。

 

皆様が笑顔で60歳を迎えられますように。

 

それではまた!