株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

株主優待は早く廃止してほしい

こんばんは、よっぴーです。

 

普段まったくお酒を飲まないのですが、昨日今日と連続で飲むことになりました。かれこれ3ヶ月ぶりくらいでしょうか。

 

そんなほろ酔い気分の中、寝ても覚めても株式投資な私は株主優待のことを考えていました。普段なら株主優待なんて制度は禁止してしまえばいいのにと思うのですが、酔うとちょっぴり魅力的に見えます。でも、そんな誘惑には負けません。

 

はっきり言って株主優待なんていうのは、株式会社という制度に対する冒とくだと思うのですよ。

 

株式会社の所有者は、言うまでもなく株主です。そして株式会社の最高機関たる株主総会では、基本的に一株一票が原則です。所得の多寡にかかわらず一人一票の選挙とは違います。たくさん株式を保有すれば、それに比例して投票権を多く取得できます。これは、最も多くのリスクを引き受ける(=最も多額の出資をする)人に決定権を多く与えるということで理にかなっています。

 

一方、リスクをとることに対する見返りたる株主還元には、配当と自社買いという2つの手段があります。これらも保有する株数に比例して利益を享受できます。ところが、株主優待の利益は株数に比例しません。今世の中に出回っている株主優待の内容では、最も利回りの高くなる投資金額が必ず存在します。

 

それって不公平じゃありませんか?

だって、出資額によって利回りが異なるのですよ。株主に対しては、保有株数に応じて平等に還元することが公平なのです。

 

しかも株主優待というのは、株主総会ではなく取締役会で決議されます。本来なら株主から経営を任されているだけの取締役が、特定の出資額の株主を優遇していることになるのです。これを株式会社制度に対する冒とくと言わずして、何と言うのでしょうか。

 

だから、訴訟大国アメリカで株主優待がないことには納得がいきます。こんなことをすれば、たちまち株主代表訴訟を起こされて首が飛びます。

 

ということで、早く健全な資本主義が日本に根付くことを切に願いながら今日は床に就きます。

 

それではまた!