セイラー教授の行動経済学入門
こんばんは、よっぴーです。
ここ最近、通勤中のお供にしていたリチャード・セイラー著「セイラー教授の行動経済学入門」を読み終わりました。
が、すみません、全く内容が理解できませんでした。私の読解力と知識不足に問題があるのかもしれません。
ですので、以下私の独断と偏見による感想です。
まずこの本ですが、タイトルに入門という言葉が入っているものの、決して素人向けの本ではありませんのでご注意ください。構成としては、各章が論文を訳したものでできており、ある程度経済学の知識が要求されます。そのため、行動経済学が何たるかを解説した本をお求めの場合は、日本人の書いた入門書を買うことをお勧めします。
そもそも行動経済学とは、従来の経済学では説明できない事象を説明することを目指したものです。経済学の前提は、「人は皆、合理的な行動をとる」です。ところが現実世界では、人は必ずしも合理的な行動をとるわけではありません。
正しく期待値を計算すれば、誰も宝くじを購入しなくなるでしょう。それでも購入してしまうのは、その当選金額の大きさを過大に見積もってしまうが故です。だから、ついつい買ってしまう。
もちろんこういった心理の分析は、経済学の分野ではなく心理学の分野になります。故に行動経済学とは、心理学と経済学を融合させたものとなります。そしてそれにより、経済学で説明できなかったことを科学的に説明することを目的としています。
中身もろくに確認せずタイトルだけで買ってしまった私が悪いのですが、こういったことを例題を交えてわかりやすく説明した本を探していたのです。
ということで、私の求める行動経済学の本を探します。そしてその本を読んだ後、再びこの本を読み返したいと思います。その時には、もっと素晴らしい書評が書けることでしょう。乞うご期待。
それではまた!