株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

臆病者の投資家の独り言

こんばんは、よっぴーです。

 

久しぶりに日経平均が下げていますね。

 

日経平均自体は日本を代表する株価指数に違いありませんが、算出方法が単純平均であるため相場全体を表すというには不適切です。それでも、日経平均が下がればチェックしている株も下がっていることがほとんどなので、サラリーマンには相場を簡易的に知ることのできる便利な指標です。

 

まあ、こんなところで日経平均の有効性を語ろうが、結局は自分の投資先が増益→増配→株価上昇するかが投資の全てですから。

 

さて話を本題に戻します。

 

私のような臆病者の投資家は、今日のような相場では、普段勇ましいことを言っていても行動に移すことができません。

狙っている株が上がると、やはりあの時買っていればと後悔しつつ、もしもあの水準までもう一度下がることがあれば必ず買おうと誓います。そして実際に下がろうものなら、まだ安くなるかもしれないからもう少し待とうと。

 

結局はバリュー投資と謳っていても、チャートに振り回されているのです。本質的な価値と比べて割安かではなく、過去のチャートを見てあの値段まで下がる可能性があるとアンカーリングされてしまっています。

 

なぜこんなことを思ったかと言うと、今月初めに私は誓いました。JT配当利回りが再び5%を上回ることがあれば必ずNISAで購入しようと。そして実際に今日3,000円を割り込みました。それをお昼休み中に知りましたが、買い注文を出せませんでした。

その勇気がなかったのです。

 

最近「株式投資の未来」を読み返したのですが、やはり素晴らしい本でした。時間をおいてまた読み返したいと思わせる力があります。その中の有名な言葉に、

 

”株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる”

 

というものがあります。これは本当にその通りだと納得できるのですが、実際の行動に移すのがとても難しいです。なぜなら、小さな成長率であっても投資家の期待が薄い企業に投資する勇気が試されるからです。

 

JTを例にとると、国内情勢だけ見ても、喫煙率の減少、路上・店舗内での禁煙、増税による価格上昇と、たばこ事業が成長する絵が描けません。いくら配当利回りが高いと言っても、将来的にどうなるかわかりません。そんな中で我が道を突き進む度胸が試されるのです。いくらフィリップ・モリスのリターンが非常に良かったとしても、それは過去の話であり、将来を保証するものではありません。本当にたばこが消えてなくなれば、投資したお金も消えてなくなります。投資家の期待の低い企業に投資するというのは、恐ろしく精神を消耗するのです。

 

とかなんとか考えつつ、JTの買い注文を出して今日は寝ることにします。

ブログはいいですね。自分の背中を自分で押せるのですから。

 

それではまた!