オリエンタルランドに対する投資判断
こんばんは、よっぴーです。
今回は、オリエンタルランドを購入した理由を公開します。
がその前に、そもそもオリエンタルランドとは何の会社かをまずおさらいしておきましょう。
事業内容は、言わずと知れた東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを中心とした東京ディズニーリゾートの運営会社です。日本人なら必ず一度は行ったことがあるのではないでしょうか。修学旅行の定番とも言えます。因みに、ウォルト・ディズニー社とはフランチャイズ契約を結んでおり、筆頭株主は京成電鉄となります。
続いて、業績と今後の展望です。
ホームページで確認すると、ここ5年間の売上高は4,600億円~4,800億円、営業利益は約1,100億円で推移しており、安定した業績を残しています。営業利益率は23%もあり、非常に高収益です。
2018年3月末時点で自己資本比率は約8割、現預金が2,900億円あるのに対して負債は1,900億円しかなく、実質無借金経営となっています。とてつもない天災でも起きない限り、潰れる心配はなさそうです。
しかし内部留保を貯め込み過ぎている感はあり、ROA、ROEといった指標で表される資本効率は年々悪化しています。積極的な投資による業績拡大か、株主還元が求めらる状況になっています。
今後の展望ですが、2020年を目指しディズニーランドを拡張、2022年を目指しディズニーシーの拡張を計画しています。それに伴い、さらなる来園者の増加による売上と利益の成長が見込まれます。またこの拡張をもってディズニー社とのライセンス契約延長も決まっています。
この拡張計画は予算2,500億円となっていますが、現預金が2,900億円あり、昨年、一作年とフリーキャッシュフローが400~500億円ありますので、資金難でとん挫する心配もないでしょう。物理的な制約がある以上、拡張をしなければ来園者増は期待できませんし、現金を寝かせておくことほど無駄なことはありませんから、私はこの投資判断を好意的に見ています。実に楽しみです。
そして強みですが、
・日本で唯一のディズニーのテーマパークを運営
・3,500万人以上の人口を擁する大都市圏からのアクセスが容易
・成田、羽田と二つの国際空港が近く、海外からの集客も可能
・値上げが可能(インフレ、増税を価格に転嫁できる)
・熱烈なリピーターが多い
と多くあげられます。因みに、私は小学校の修学旅行と中学時代の家族旅行の2度しか行ったことはありません。ですが、とても賑わっていることはニュースを見て知っていますし、会社の組合イベントでも断トツの人気がディズニーツアーだということも知っています。
PERが50倍あろうが、それだけで知っていれば投資するには十分です。私が買ったのは、人気のある株ではなく、非常に強固で人々から長く支持される事業を展開する将来性のある企業なのです。
またディズニー社へロイヤルティーを払っていますが、払う先がディズニー社であることは強みとも言えます。アメリカは訴訟社会と言われる程権利を強く主張する国ですが、企業も例外ではなく違法行為には毅然とした対応を取ります。中国のパクリ遊園地の代名詞である石景山遊楽園を覚えている方も多いでしょう。あそこも、ディズニー社が動かなければ平然と営業を続けていた可能性があります。日本企業が中国の無法を止めるのは難しいでしょう。つまり、ブランドの用心棒代と考えれば非常に価値ある費用と言えます。
私の投資方針ですが、投資期間は10年以上を想定しています。万が一10,000円を割り込むことがあれば買い増しを検討しています。問題は、最低投資金額が高すぎて個人投資家ではナンピンできる回数が限定されてしまうことです。慎重な判断と大胆な行動力が求められる銘柄です。
10年後にこのブログを読み返したとき、その先見の明に驚嘆することになるでしょう。
それではまた!