株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

高利回りに踊らされる人はなぜ後を絶たないのか

こんばんは、よっぴーです。

 

昨年12月に破綻したジャパンライフの債権者説明会が12日に開催されました。

 

総額2,400億円もの負債をかかえて破産しましたが、現時点で資産は4億円程度しかないようです。債権者よりも優先される税金や従業員への給与支払いだけで10億円以上になるようで、債権者への返済は絶望的だそうです。

 

このジャパンライフですが、改めてその投資スキームを見るに、なぜこんなものに投資する人がいるのか理解できません。

 

しかし、一時の熱に浮かされて投資してしまった人もいるでしょうし、私も結果が出てからの批判ですからね。

 

さてこのジャパンライフの預託商法ですが、顧客に高額な磁気ベストを購入してもらい、それを預かり第3者にレンタル。そこからレンタル料をもらって、顧客へレンタル料を支払うというもの。その取扱商品を見るに、いかにも流行らなそうなものばかりです。若手を代表(?)して言わせてもらうと、商売として成り立つ気が全くしません。そんなもの誰が使うの?って感じです。おじいちゃん、おばあちゃん?

 

ところが、テレビを見た感じでは被害者の多くは高齢者です。この人たち、自分が預託した商品を使ったことはあるのでしょうか。そもそも、自分でその商品を使おうと思ったことがあるのでしょうか。

もし思っていないのであれば、ただの自己責任です。言い方は悪いですが、結果的に欲に目がくらんでしまった愚かな人たちになってしまったのです。唯一の救いは、投資は有限責任ですから、責任はあくまで出資の範囲内で済むことです。

 

今回は、高い授業料を払ったと思ってあきらめるしかなさそうです。社長をいくら責めても、詐欺だと言って裁判を起こしても、無い袖は振れませんから徒労に終わるでしょう。

 

ただ、一見ハイリスクに感じる投資ですが、これが自分が舞台から降りるまで破綻しなければ、選ばれた特別な人間になります。その僅かな可能性にかけるというのもスリルがあります。

 

もちろん普通の人にはそんな度胸も甲斐性もありませんから、身を守る方法はただ一つ、謙虚でいることです。普通の人間である自分に、儲け話が向こうからやって来るはずはない、と。儲け話やお得な話は世の中に星の数ほどありますが、玉石混交の中からダイヤの原石が特別でもなんでもない普通のあなたの元へ来るはずがありません。

 

当たり前ですが、本当に儲かるのであれば自分だけでやるに決まっています。それをせずにあえて人を巻き込もうとしているですから、大なり小なりリスクがあるのです。一時も忘れてはいけない当たり前のことです。

 

いくつになっても謙虚でいることは大切だと、改めて思いました。

 

それではまた!