キャッシュレス社会で生き残れるか
こんばんは、よっぴーです。
paypayの100億円キャンペーンが13日をもって終了しました。当初の期間が12月~3月だったことを考えると、たった10日で終わったというのはそれだけ反響があったということです。それにしても、たった10日で約500億円の消費があったということですから、もの凄いことですよね。
確かに購入額の2割を還元ですから、転売すれば誰でも簡単に利益を上げることができます。ネットに家電が溢れかえる日もそう遠くないかもしれません。
さて今回話題をさらったpaypayはQRコード決済アプリで、キャッシュレス決済の一種です。最近新聞に載らない日はないくらいホットな話題です。
その中でも一際目を引くのが、消費税増税の影響緩和のため政府が計画しているとんでもないバラマキ&キャッシュレス促進政策です。カード会社に加盟店の手数料引き下げを要求したり、小売業界にポイント還元の原資を出せと迫ったりと、相変わらず社会主義国顔負けの驚きの発想を連発しています。
企業の利益は株主のものであって、政府のものではないのです。オレのものはオレのもの、お前のものもオレのものと、ジャイアン顔負けです。
そこまでするなら、いっそ増税しなければいいんじゃないでしょうか。
とまあ前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
先日書いた記事でヤフーが気になると書きましたが、もう一つ気になっている銘柄がセブン銀行です。日本一のコンビニチェーンであるセブンイレブンに設置してあるATMの運営会社です。
ATM利用者、提携金融機関からの手数料収入が主な収入源です。銀行がATMを自前で設置するより、全国津々浦々に設置されたセブン銀行のATMを利用した方が銀行にもメリットがあり、業績を伸ばしてきました。
しかしここに来て、大手銀行同士がお互いのATMの相互利用を進めたり、キャッシュレス化促進による現金需要の低下懸念など、雲行きが怪しい状況が続いています。それでも日本人の現金信仰がすぐに廃れるかと言えば、そうは思えません。
書店で会計をしていた年配の人が、本屋のポイントカードやらを出しているのに支払いは現金でしていました。あれ、カード払いにしてクレジットカードのポイントはもらわないの?
そう、まだまだ日本は現金での支払いが主流です。キャッシュレス決済の比率は未だに2割程度しかありません。
クレジットカード払いにによる使いすぎの恐怖心、借金に対する心理的な拒絶反応はまだまだ日本人の心に刻み込まれているのかもしれません。過去にカード債務をメディアが大々的に取り上げてきたこともあるし、ガソリンや家電製品など現金払いだと安くなったりすることもあり、拍車をかけています。
それでどこにセブン銀行の商機があるのか考えているのかというと、地銀の収益悪化と統合、そしてネット銀行の台頭です。
統合してコスト削減効果を出すには、当然営業エリアの重なる支店の統廃合が行われます。そうすると、勝手に銀行支店とそこに設置してあるATMが消えていくのです。
そして生まれる空白地帯を補うために、どこにでもあるコンビニATMにすがってくる、はず。
さらに収益拡大のために営業エリア拡大を目指すのですが、お金を引き出す場所がない銀行にお金を預ける人はいません。その不便さをなくすにはやはりコンビニATMにすがるしかない、はず。
そして、実店舗を持たないネット銀行の台頭。これは言うまでもありませんが預金を引き出すにはコンビニATMを利用するのが最も有効です。
とまあ、私のすっからかんの頭をひねってもこの程度のストーリーしかありませんが、まだまだコンビニATMの需要は伸びると思うのです。設置数は増えなくても、後方で提携する銀行が増えればそれだけ手数料収入が増えます。利用者からの手数料だけに頼らないセブン銀行のモデルの強みです。
最近ローソンも銀行に参入しましたから、業界内の競争は激化しています。
しかし、業界では先行しており基盤ができていますし、店舗網、売上とも日本一のセブンイレブンに設置しています。私の生活圏だとセブンイレブンの店舗も増えているし、いけると踏んでいるのですが、どうでしょうかね。
因みに、断トツのお勧めはコレ!!!
必ずや、結果にコミットしてくれるはずです。
それではまた!