評価損のない運用なんて可能なのか
こんばんは、よっぴーです。
年金の話題をここまで引っ張るつもりはありませんでしたが、せっかくなので評価損を出さない夢の年金運用を考えてみました。
結論から言うと、評価損でない運用法はありました。
ズバリ「円預金」です。
当たり前の話ですが、運用の評価と言うのは円貨で表現されますから円預金なら発生しようがありません。
ですが、預金にもリスクがありまして、金融機関が破綻した場合に元本が戻ってこない可能性があります。ペイオフが解禁された結果、預金は1000万円とその利息分しか保護されなくなりました。そのため、破綻リスクを回避するには1,500,000もの金融機関に分散する必要がありますが、そんな数日本にはありません。
日本に金融機関は”たったの”1509しかありません。
とてもではないですが、150兆円を破綻リスクなしに分散させることはできません。なので、1,500億円を預金に回し、残りの149兆8,500億円は現金保有としましょう。これで誰からも評価損の批判を受けずに済み、その中で最大に利回りを追い求める夢のポートフォリオの完成です。
書いていてあほらしくなりました。
時々の評価損なんて気にせず、トータルで利益が出ていればいいじゃありませんか。悪いところを切り取れば、誰が運用をしたって損は出ます。
そして、預金や債券だけでは現状の年金を維持することはとてもできないことはわかりきっています。
景気や市場には波がありますから、誰がやってもダメなときはダメなのです。
今回の件は、年金の運用担当者をかばってあげたい気持ち半分、いくら何でも市場平均を下回りすぎだろうという怒り半分です。野党やメディアみたいに運用方針には異議はないですけどね。
それではまた!