株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

真っ赤っかの大赤字。ソフトバンクGの半期決算。

こんばんは、よっぴーです。

 

11月6日にニュースと新聞をざわつかせたソフトバングGの決算発表。

冒頭、孫正義社長の放った「今回の決算はボロボロだ。真っ赤っかの大赤字」という言葉が実に印象的でした。

 

さてその決算ですが、第2四半期単独では7,001億円の損失となったようです。第1四半期に巨額の利益を計上してあるため、半期としては4,216億円の利益となっています。

 

巨額の利益を計上すれば、評価益はまぼろしだと非難されるのに、巨額の赤字を計上しても評価損はまぼろしだとのフォローはありません。人気者はどちらに転んでも辛いのです。

 

よっぴーも一応200株保有する株主の端くれでありますので、決算発表は動画も含めて確認しています。

 

今回の決算発表を受けた投資判断は、保有継続。

 

だって面白いじゃないですか。最高ですよ。

 

「反省すれども委縮せず。」

 

こんなこと堂々と言えますか?

 

ソフトバンクGへの投資は孫社長を信じるかどうかが全てですが、今回の結果を受けても孫社長の目の輝きは失われていません。ならば私が売却する理由はありません。

 

しかし問題は、今後の業績です。

今回の巨額赤字の原動力は、言わずと知れたウィーワークです。IPO延期、創業者の放漫経営、拡大する赤字を受け、評価替えを行いました。この経緯については決算説明会で孫社長が説明していますが、難しくて良くわかりせんでした。

 

現金を追加支出することなく、評価額を4分の1に減らすことができたようですが、アリババ株の売却方法といい、法人税の節税方法といい、本当に素人泣かせです。

 

そういえば、ウィーワークの今後の行く末についても説明がありましたね。

事業の性質上初期投資が大きくなって赤字が先行するが、1年経過すると収益が上がってくるとのことです。IT企業と言うより不動産屋なので、建物を作る必要がある分だけ赤字が増えるというのは理解できます。

なので一旦新規物件の取得をやめ、今ある物件で収益が出るようにしていくそうです。3年すれば利益が出せる企業になると言っていましたので、それを信じたいところです。

 

ところで、ソフトバンクGの最近話題になる投資先を振り返ると、ウーバー、ウィーワーク、OYO、DiDi、グラブと、物流や不動産が目につきます。もちろんPaytmやアーム、slack、アリババとIT企業にも出資していますが。

 

物流と不動産。オールドエコノミーと言われつつ、人々の生活に必須の業界です。それに、アマゾンの力の源泉は強固な物流システムで、マクドナルドは不動産業とも言われています。強い企業はデジタルではなく、現実世界に強みを持っているのです。デジタル世界では1人の天才が一瞬で世界を変えることができますが、現実世界では1人の天才が一瞬で世界を変えることはできません。

 

資産を持っているかどうか。単純故に、一度その地位を築けば誰もその地位を脅かせない。模倣しやすいモデルに思えますが、資源が有限である以上実際に模倣するのは非常に困難です。三菱地所に変わって丸の内の大家さんになろうとしても、誰もそんなことはできないのです。

 

ソフトバンクGも、ついにそこに舵を切ろうとしているのではないでしょうか。簡単にまねできるが、現実がそれを許さない。そんなビジネスモデルを生み出そうと本気で考えている気がします。

 

犬の散歩も中古車販売も、全てに意味がある。私には全くわかりませんが、孫社長には見えているのです。

 

ここまでくると宗教の様相を呈しますが、気にしてはいけません。ソフトバンクGに投資するということは、そういうものです。信じなさい。

 

何にしても、法人税問題があった矢先の巨額赤字報道です。

やっぱり孫社長はもっている男なんですよ。

 

 

それではまた!