株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

カネをもらっても働なかい。それがヒトというものらしい。

こんばんは、よっぴーです。

 

働く動機の一つにカネがあることは間違いないと思うのですが、人というのは不思議なもので、カネがもらえるほどよく働くわけではないらしいです。

 

もちろん、どれだけカネを積まれようとも、隙あらば楽してやると心に誓っている私のような人間からすれば、そりゃそうだろうとなります。

 

ところで、この「カネがもらえるほどよく働くわけではない」というのは、アメリカの研究結果だそうです。

 

その研究というのが、簡単に言うと

①報酬が高い、普通、低いの3種類のグループを作成し、

コンピューターゲームをさせて得点を競う

というものだそうです。報酬は1点あたりいくら、という決め方らしいです。

 

その結果は、報酬が低いグループほど得点が高くなりましたとさ。

めでたし、めでたし。

 

 

では終われません。もう少し斜に構えて考えないと。

 

 

このような結果になったのは、報酬が低いグループの方が大胆な作戦を取り、高い方はそれができなかったことが要因ではないかとのことです。

 

当たり前です。

現実世界でも、貧乏人はギャンブルで一発逆転を狙い、金持ちは資産が生み出す利潤で十分なのですから。

それを大胆と呼ぶのか、無謀と呼ぶのかは意見の分かれるところでしょう。

 

気になるのは報酬がどうなったかです。

報酬が高いグループの方が、得点は低くても得られた報酬が高いなんてことになれば、世の無常を感じます。

 

さて、この実験で気を付けなければいけないのは、あくまで1点あたりの報酬額に差をつけているわけで、得点が高くなればなるほど報酬が増える形式になっているという点です。頑張れば頑張っただけ報酬が増えるのですから、報酬の低いグループは大胆になります。だってそうしないと儲からないし、失うものは少ないのですから。

 

これが、得点が高かろうが低かろうが報酬額が変わらないのであれば、結果は違ったかもしれません。

 

日本の給与体系は、成果給というよりも時間給が主流です。

働いた時間だけ給料が増えるのであって、成果がどうかは関係ありません。とすると、安易にこの結果を受け入れると破滅を迎えます。

成果を出さないのに、やたら長時間働く人が増える。そこに成長はありません。

 

「ビジョナリーカンパニー② 飛躍の法則」にありますが、適切な人をバスに乗せ、適切でない人には降りてもらう。それが飛躍する企業に共通している点だそうです。

身もふたもない言い方かもしれませんが、成果というものは、報酬の多寡ではなく、結局のところ個人の資質に依存するということなのでしょう。

 

 

それではまた!