株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

確定拠出年金の悩むこの頃

こんばんは、よっぴーです。

 

定年延長の話題や、年金の支給開始年齢の繰り下げの話題を聞くたびに、私は悩んでいます。

 

私の会社は企業型確定拠出年金を導入しており、2年前からマッチング拠出も導入しました。

 

確定拠出年金は年金の運用リスクを社員に転嫁する無責任な制度と言う人もいますが、自分の実力如何で受取額を増やすことができるので私は評価しています。ただ1点、会社に対して無責任と言いたいのは、平均運用利回りが2%を下回ると元々の確定給付年金制度の支給額を下回ることをほとんどアナウンスしないことです。

 

まあ、仮に確定給付年金だった場合に自分がいくら受け取れるかが不明ですから、言ったところで実際に行動を変える人がいるかどうかはわかりませんが。

 

前置きはこのくらいにして、私が何に悩んでいるかというと、マッチング拠出額を減らくべきかどうかです。

 

所得控除の対象となり、運用益が非課税となり、途中で引き出し不可のため強制的に長期投資ができる、受取時に税金面でも有利というメリットを考えれば、マックスまで拠出するのが良いのは理解しています。

 

ただ、前提として定年まで勤めあげる必要があります。

 

仕事を辞めたくて倹約と運用で蓄財に励む私としては、自由に引き出せないところ資産を溜めこむことに抵抗を感じるとともに一抹の不安を抱いています。手元にあればあるだけ散在するような性格ではないので、自由にできない自分の資産はなるべく少なくしたいというのが本音です。

 

それに支給年齢が繰り下げられたら目も当てられません。今でこそ60歳から受給できますが、私が60歳になるまでまだ30年近くあります。その頃には受給開始年齢が70歳となっていても不思議ではありません。

 

そして、受給開始年齢と平均寿命の差が縮まれば縮まるほど、年金って何のためにあるのだろうと疑問がわきます。

 

このまま緩やかに人口減少が続くと仮定すると、60代は今はまだ労働力として期待されているにすぎませんが、これがさらに進んで完全に労働力と見なされるでしょう。

 

どれだけ医療が発達しても、生物としてのヒトの寿命には限りがあります。しかし医療が発展し、死ぬ寸前、もしくは介助なしに動けなくなるまで働くようになるなら、その世界に年金は必要なくなります。

もしそんな時代まで賦課方式の年金が続いていたならば、年金が廃止されたときにどれだけ掛金が戻って来るか怪しいものです。

 

確定拠出年金は賦課方式でないとはいえ、支給開始年齢は国に決められてしまう恐れがあります。そんな未来を想像し、マッチング拠出を続けるべきに悩む日々が続いています。

 

 

それではまた!