JTの2019年度決算発表
こんばんは、よっぴーです。
2月7日にJTの2019年度決算発表がありました。決算内容は、決して満足のいくものではありませんでした。
とりわけ個人投資家を失望させたのは、来期の株主還元予定でしょう。増配もなく、自社株買いもありませんでした。これにより、連続増配記録は16期で途絶えることとなりそうです。
増配記録が途絶えることを受け、いくばくかの投資家はJTからの撤退を決めたことでしょう。
なので、私の書簡を記したいと思います。
まず決算内容ですが、前期比で売上は1.8%減、営業利益は11.1%減、当期利益は9.7%減と厳しいものでした。そして来期予想もまた、2019年度より当期利益が12.4%減という厳しいものです。
配当は維持すると発表したものの、配当性向は90%を越えます。
はっきり言って明るい話題はありません。唯一の救いは、安定的なキャッシュフロー創出力です。
正直言うと、このまま投資を続けるかどうか悩ましいと感じています。ですが、逆張りするにはまたとない機会です。配当を維持してくれさえすれば、税引前で6.6%の利回りを誇ります。
もちろん、他にもっと良い投資先があるだろうと言われれば、返す言葉はありません。
しかしその銘柄が何であるかわからない以上、JTと向き合わなければなりません。
まずJTが生き残るためのポイントは、2つです。海外市場とRRPのシェア拡大です。これが成功すると思えれば買い、思えなければ売りでしょう。株式投資は仮説と検証の繰り返しです。
少なくとも、為替の影響がなければ僅かながらたばこ事業は成長しています。企業としての成長は高くないかもしれませんが、期待が低いが故、結果的に投資家に利益をもたらす可能性はあります。
株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。(ジェレミー・シーゲル『株式投資の未来』)
これがJTへ投資するための唯一の福音となります。
ということで、私は2,000株までは買い進めていきます。下がっては買い、下がっては買いを繰り返し、震える心を奮い立たせながら投資します。
それではまた!