日銀もFRBも今回は間違っている
こんばんは、よっぴーです。
新型コロナウイルスの流行が止まらず、非常事態宣言が連鎖しています。
アメリカ、フランス、スペイン、イタリアがすでに発表していますが、次はどこになるでしょうか?
また非常事態宣言まではいかなくても、あらゆる国が感染者数の多い国からの入国制限を行っています。
あらゆるところであらゆるものが滞り、経済活動は死にかけていると言っても過言ではありません。
そんな中、景気後退を食い止めようと世界の中央銀行が金融緩和を始めようとしています。
FREBが利下げを発表し、日銀もETFの買い入れ枠を増やすことを決めています。
お金がじゃぶじゃぶ世の中に供給され、経済が再び活性化することを狙ているのですが、今回は効果が出るでしょうか?
何故なら今の不景気は、民間の経済活動が時々起こす発作のようなものではなく、官製不況だからです。
中央銀行がいくら資金を供給しても、政府が不要不急な用事を自粛するように要請し、テーマパークに映画館が閉鎖され、旅行もしづらい(というかできない)し、電車に乗ること、外食することすら憚られる雰囲気が蔓延しています。
いくら市場に資金を供給しようとも、これでは経済活動が活発にはなりません。
消費を活発に行おうという気持ちにもなれなければ、消費する場所も十分に与えられていないのです。
政府が需要を減らし、一方で中央銀行に景気対策として金融緩和を迫るという、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる滑稽な状態です。
これが今の現状であって、経済を再び活性化しようとすれば、自粛要請を解除して再び人と物の流れを元に戻す他に手はありません。ただそれだけで経済は復活します。
もし今の状態で金融緩和を進めてしまうと、金融恐慌で打つ手がなくなってしまいます。中央銀行が今できることはありません。黙って嵐を過ぎるのを耐えるしかないでしょう。
今起きている不況の根本原因が政府にある以上、政府が方針を変えなければ何も解決しません。民間が活動を自粛しているのではなく、政府が自粛させているのです。リーマンショックと同じ土俵でものを考える方が土台無理な話なのです。
コロナってただの風邪じゃん、と世界中の人が思える日が一日も早く来ることを祈ります。
それではまた!