株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

そして誰も買えなくなった、そんなグロテスクな世界

こんばんは、よっぴーです。

 

コロナの感染拡大が止まりません。それに伴う不安から買い占めやまとめ買いが増えており、マスクやアルコール消毒液が品薄なのは相変わらず、インスタント食品まで品薄になってきています。

 

本当に都市が封鎖されれば製造、物流が滞ることは目に見えており、合理的と言えば合理的な行動です。なぜなら、もしあなたが困っていても、全員が困っていれば誰も手を差し出してはくれないでしょう。むしろ、あれだけの時間があったのになぜ何の対策もしていないんだと非難の対象にすらなりかねません。

 

お肉商品券だのおさかな商品券など言い出す政治家に自分の命を託したい人もいないでしょう。

 

しかし、今回はそんなことを言いたいわけではありません。言いたいのは、マスク品薄騒動の顛末です。

 

マスクの品薄は転売ヤーによる買い占めが原因として、3月15日に国がマスクの転売を禁止しました。その結果、みなさんはマスクを手に入れられたでしょうか?

 

無理ですよね。

 

相変わらず店頭には品薄で、ネットからも消えたことにより、朝っぱらからお店に並んだ人だけが購入できるという状況になりました。もうお金を出しても買うことができない、誰が望んだかわからない世界になってしまいました。

 

転売禁止を望んだ人たちは、本当にこの世界を望んでいたのでしょうか。

 

花粉症の人たちは俺たちは毎日毎日本当に苦しいんだと訴え、コロナにおびえる人は花粉症で人は死なないんだから我慢しろと応酬します。自我をむき出した人間の応酬が繰り広げらる世界よりも、お金を出せば買える世界の方が美しかいのではないでしょうか。

 

当たり前ですが、転売が品薄の原因ではなく、一般市民の買い占めが原因なのですから禁止しても何も変わらないどころか、むしろ誰も買えなくなってしまうのはわかりきっていたことです。

 

初期対応のごたごたにより自分に向けられた怒りの矛先を逸らすため政府は転売ヤーを生贄にしたのでしょうが、その矛先は朝からドラッグストアに行列をなす老人や主婦に移りつつあります。しかし彼らを止めるすべはありませんから、いずれ矛先は政府へと戻ってきます。そして行きつく先が配給制でしょう。

 

しかし月間6億枚しか生産できないのですから、全員に配ったところで一人5枚しかありません。医療機関で使う分を考えれば一人5枚も配られるわけがありませんから、政府に選ばれた人だけがマスクを受け取ることとなります。いわゆる「不要不急」の人かどうかを政府が線引きすることとなります。

 

それが地域なのか、年齢なのか、職業なのか、所得なのかはわかりませんが、結果的に人の命に優劣をつけるわけです。そして選ぶのは、国民の代表たる国会議員です。

選ばれなかった人は、いざという時に政府から切り捨てられる人間だと認識することでしょう。

 

想像すれば想像するほどグロテスクな世界しか浮かんできません。

 

何度も言いますが、お金が全ての世界の方が余程マシだと思うのは私だけでしょうか?

 

それではまた!