こんばんは、よっぴーです。
とんでもない事件が起きました。
マスクの着用をめぐる騒動から、ピーチ・アビエーションの釧路空港から関西空港へ向かう飛行機が新潟空港に緊急着陸したというのです。
いろいろもめたあげく、航空法第73条の安全阻害行為に該当すると基調が判断して緊急着陸に至ったようです。その場のやり取りが正確にわからない以上断言できませんが、とんでもないですね、ピーチ・アビエーション。
マスクつけてないだけの人に執拗に乗務員を差し向け、怒らせて強制退場。
刑事ドラマで例えると、刑事が「署まで来てもらおうか」と言っていきなり手をつかみ、相手が嫌がって振りほどくと「はい、業務執行妨害で逮捕します。」という展開とそっくりです。
これだけ報道されていても、男性が乗務員に掴みかかったり殴りかかったりという証言はないため、少なくとも暴力行為には及んでいないようです。執拗に言われ続ければ、言葉が荒れても仕方ないでしょう。
その上、この男性の証言によれば、搭乗手続きでもマスクは着用せず、搭乗後もマスクは着用してい叶ったようです。(降りる時までつけていなかったので、これは事実でしょう。)
そもそも会社自身が、マスクを着用していない状態での搭乗を許可し、離陸までしたのです。だとすれば、やり取りの発端である席の移動も、この男性ではなく、男性に対して文句を言った客の方に促すべきでしょう。
マスクの非着用を許しておいて、飛行中何度も執拗につけてくれとお願いされれば、そりゃ怒るでしょう。これで叩かれるとかおかしいでしょ。
乗務員「マスクの着用をお願いしています。マスクをつけていただけないでしょうか?」
男性「義務じゃないなら付けません。」
乗務員「かしこまりました。失礼いたしました。」
これで終わりでしょ?
快適な空の旅を提供する航空会社の務めは何処へ。
この手のニュースがあると、個人の自由をはき違えている、公共の福祉に反するから当然という論調があります。
個人の自由という意味であれば、男性側は別にはき違えておらず、全くもって正しい行為です。つけるもつけないも個人の自由。
マスクを着用しないことのどこが悪いのでしょうか?
誰にも迷惑はかけていません。誰か被害者はいますか?
この範囲内で、あらゆる自由は許されます。
密室だからと言いますが、航空会社自身が、機内は2、3分で空気が入れ替わるから換気はばっちりと安全性をアピールしていたじゃありませんか。
飛沫がと言いますが、みんな飲食店に行けばマスクを外して大声でしゃべっているじゃありませんか。飲食店が良ければ、それ以上に喚起されている機内で黙って乗っている分には何の問題もありません。
それから、公共の福祉。
憲法に記載されているもので、個人の自由を制限できる根拠の一つです。
ただし、これはあくまで概念でしかありません。
こういった出来事でいちいち持ち出すのは不適切ですし、これを簡単に持ち出して自由を制限できるなら、世の中に自由は存在しません。この概念を本気で持ち出してくる人は、はっきり言って自由が何たるかをわかっていません。
進まない立ち退き交渉に苛立ちを覚えた明石市長が「火を付けろ」と言って辞任しましたが、立ち退かなかった住人は公共の福祉に反していたのでしょうか?
道路拡張という公共性の高い事業ですら、公共の福祉に反することを理由に住人を強制排除できないのです。自由とはそれくらい強力な権利なのです。日本国というは日本国民の権利(自由、財産など)を外国や犯罪組織から守るための組織であって、その逆ではないのです。
それでも、納得できないのであれば中国に行って自由を体感してくるといいでしょう。
あそこは、あなたの大好きな「公共の福祉」を根拠に言動を規制するユートピアです。
長々記してきましたが、私は、口論程度であったのであれば100%男性を支持します。
ピーチ・アビエーションに乗ったことはありませんが、もし男性に損害賠償を求めるなら、今後もこの航空会社は使いません。
会社からすれば痛くもかゆくもないでしょうか、私の信念です。
それではまた!