ソフトバンクG 2021年度第2四半期決算発表
こんばんは、よっぴーです。
今年最後のお楽しみ、ソフトバンクGの第2四半期決算発表がありました。
資産売却も順調に進んでいる上に株価も回復していることもあって、孫社長も絶好調。充実した内容でした。
そして、投資会社となったソフトバンクGにとって唯一価値のある指標は株主価値であると言っているように、とうとう売上も営業利益も発表されず、純利益だけの発表となっています。売上や営業利益が気になるなら勝手に決算短信でも見てくれよ、といったところでしょうか。
いいですね。
私も毎度、売上や営業利益、純利益の構成についての説明って余分だと思っていました。資料を読めばわかることを孫社長の口から聞きたくありません。それよりも孫社長のビジョンを語ってほしいです。
年度までは覚えていませんが、株主価値が指標で登場したあたりから、決算発表のプレゼンが抜群におもしろくなっています。
さて今回の発表です。
・株主価値をNAVと言い換え
・上場している大手IT企業へも約2兆円投資
・デリバティブでの運用は総資産の1%しか行わない
・保有株のうち、90%は上場株。よって保有株式の価値は適正。
・MBOについてはノーコメント
・SVF2は絶好調。でも人気がないからソフトバンクGだけで出資して運用中。
・アリババ株は売っても売っても株価上昇でPFのアンバランスが解消されない
・資産売却プログラムで現金を得ているが、運用に回しているのは一部だけ。あとは保有株を担保に借り入れたお金で運用中。
などなど、盛りだくさんでとても楽しいです。
ただし私の予想した、今回の決算発表で何か重大発表があるという予想は外れました。
しかし、MBOの可能性を捨てていないということは感じ取れました。
同時に自社株買いの状況も発表されましたが、10月は1,400億円分。コロナ第一波に比べたら勢いは鈍っていますが、株価が低いときに1兆円取得した手腕はさすがです。あの頃に比べれば上昇していますから、勢いが鈍っても仕方ないでしょう。あとはよくわからずに下げた時に取得していけば、来年中には使い切るのでしょうね。
そして業績も順調。大勢に異常なしとなれば、全てが魅力的な投資先です。さらに驚くべきことに、1.2兆円以上の自社株買いをしてなお1.3兆円分の枠が残る。 今後、Uber、OYO、Weworkの業績が上向いてくれれば、まさしく無双状態になります。
唯一の欠点は最低投資金額が高いこと。早く1万円くらいになって分割してくれないかなと思います。
それではまた!