株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

ポートフォリオを公開できる日も近い

こんばんは、よっぴーです。

 

年末に向けて銘柄整理が順調に進んでいます。

本当は今月中に終わらせようと思っていたのですが、思わぬ伏兵が現れて作業が滞ってしまっています。

 

そう、株高です。

 

株価がこれだけ上がっていくと、売るのが実に忍びない。寝ているだけでお金持ちになれるので、動いたがゆえにチャンスを逃す。そんなの悔しさしかありません。

 

そんなわけで、売るに売れない自分がいるわけです。

簡単に言えば、欲に目がくらんでいる状態です。

 

ただ今回の株高に関して言えば、不思議なことに買う気がわかないのです。

おかげで、株価が上がっているにも関わらず、証券口座の現金比率が未だに25%くらいあります。

 

コロナの下落も初めてですが、今回の急上昇も初めてのことなので、完全にフリーズ状態。買い場で買えず、売り場で売れない。嵐が過ぎ去るのをじっと待つ、そんな感じになっています。

 

上昇に関して言えば、もちろんアベノミクスは体験したものの、あの頃はまだ100万円未満の資金だったので全く参考になりません。

上昇分の儲け底値は勉強代として諦めるつもりです。

 

 

さて私のポートふぉりの話はここまでにし、その他の話題について。

 

昨日ANAHDの公募増資が発表されました。27日時点の株価で換算すると約3,300億円相当です。9月に2,000億円程度の増資を検討していたようなので、今回は上積みしたとも考えられます。

 

ただ今の事業環境を考えると、最悪なシナリオの場合でも最低2,000億円かき集めるために約1億3,000万株の売り出しを決めた可能性があります。とすると、今回の増資によって株価が1,700円まで下落することを経営陣は許容していることになります。

 

もちろんJALの増資が思ったより上手くいっているので、いくらあっても困らない資金を調達できるうちに調達ていまおうということかもしれません。

 

今回の増資の注目は、何と言ってもANAの株価がどう動くかです。

通常は下落するのですが、現在の異様な上昇基調により、上昇する可能性も否定できません。もし上昇するのであれば、私としては完全に異常事態だと思っており、ジョン・テンプルトン卿の言うところの「陶酔」状態だと判断し、売り渋っている株を一気に処分します。

 

それにしても気になるのは、今回調達する資金の使途が機材購入と債務返済という点です。飛行機が飛ばない時期に機材購入というのは、アフターコロナへの対策ということで、1万歩くらい譲って納得しましょう。

 

しかし、債務返済に使うというのが理解できません。

もちろん弁済義務のない資金を調達して財務改善できるのであれば、誰だってそうしたいでしょう。ですが、だったらなぜ他の企業はそれをしないんだ?ということです。

 

つまるところ、ANAはもはや新規借り入れもできず、借り換えもさせてもらいないくらいやばい状態だと金融機関から認識されているということです。もちろんコミットメントラインがまだあるのでしょうが、借りるのはいいが、低利でないため金利負担に耐えられないと経営陣が認識している可能性があります。

 

債務不履行を起こして銀行、しいては国に迷惑をかけるくらいなら、まずは金余りで欲に目がくらんだ投資家にババを引かせようと金融機関から提案が行ったのだと想像してしまいます。

これで本当に1年以内に100%減資からの国有化になろうものなら、もはや計画倒産と呼んで差し支えない状態です。

 

こうなると機材購入も、本当は止めたいけれどキャンセル料が払えない。でもキャンセル料と債務返済という理由ではとても公募増資で資金を集められない。国有化後の機材購入は血税云々で政治問題化するし・・・。

だったら今のうちに新規機材を購入して国有化後に備えよう。

 

こうして、100%減資、劣後ローンのみ債権放棄で金融機関も痛みを負い、晴れて税金投入と相成ります、なんて。

まあ私の想像ですけどね。

 

ですが、公募増資が行われればANAの株取引はババ抜きにしか思えません。

ANAが好きで好きでしょうがないなら止めませんが、まともな投資家が買う株ではなくなってしまうでしょう。

 

 

それではまた!