バフェット、日本株を買う
こんばんは、よっぴーです。
今週は、バフェットが五大商社に約6,000億円投資したニュースから始まり、ソフトバンクグループが米国市場で巨額のオプション取引を行っているニュースで終わりました。
バフェットの日本株投資は株式投資家界隈では大ニュースだったわけですが、株式投資をしていない人でウォーレン・バフェットのことを知っている人ってどれくらいいるのでしょうか?
投資の神様ですが、私とてその名を胸に刻んだのは投資を始めてからです。
そのバフェットの投資ですが、総合商社は割安なのか?なぜ5社を5%ずつ保有しているのか?など、いろいろな疑問が世の中を飛び交いました。
時が経てば自ずと結果が出る割安かどうかの議論はさておき、なぜ5社を保有することにしたかの私なりの考察をしましょう。
恐らくですが、総合商社を並べて個別に優劣をつけられないからです。
私の総合商社に対する投資方針と同じならば、5大商社個別に投資したわけではなく、それらをひとまとめにした総合商社株式会社へ投資をしたのです。
では優劣をつけられない理由ですが、1つは、比較対象が世の名に存在しない日本独特の業態だからです。資源開発から流通小売、果ては資金調達まで自社で行う企業は日本の総合商社以外にありません。(黒木亮氏の経済小説『トップレフト』『アジアの隼』を読むと参考になります。)
2つ目は、事業が多岐にわたっているため、新聞に載っているような資源に強いとか非資源に強いとかそういう括りで見ても仕方がないからです。何かに特化しているわけではないため、外部から見てその強み、弱みをうかがい知るのは容易ではなく、比較も難しいです。その上、財閥というグループの存在が拍車をかけています。
割安なのは確かだが、どれが正解かはわからない。ならば、全ての企業をごそっと抱えてしまうのが一番手っ取り早いのです。
双日は、単に会社の規模が小さいことと、航空機リースに力を入れているからと思っています。
豊田通商はトヨタグループだからでしょう。トヨタ自動車の顔色を見ながらの経営をしており、ちょっとやそっと株を保有したところでメリットはないと思ったのでしょう。
バフェットがこの2社を調べなかったはずはないと思いますので、恐らくですが、投資対象から外れた理由はアナリストの方が分析するほど深いものではないと思います。
期せずしてバフェット銘柄を保有することになった方も多く、さらに株価も上昇したことから、喜色満面で1週間を終わられた方も多いでしょう。
心から祝福申し上げます。
それにしてもバフェットは90歳になったのですね。(チャーリー・マンガーは96歳!)
初のオンライン株主総会もこなした柔軟性と活力には脱帽しましたが、まだまだ活躍されることを期待しています。
それではまた!