世間の批判を真に受けると年金は破綻する
こんばんは、よっぴーです。
先日書いた年金運用の巨額損失問題。
まあある程度のリスクを取って運用しているので、このくらいの損失は想定の範囲内としたいところです。
問題は、年金運用者がこの世間の批判受けてしまった場合です。
その場合、近い将来に待ち受けているのは年金の破綻です。
もし年金運用のリスクを下げた場合に何が起こるでしょうか。
年金運用は、
「社会保険料×運用利回り=支給額×支給年数」
を目指すこととなります。
リスクを下げるというのは想定運用利回りの低下を意味しますから、論理的に考えて3つしか未来はありません。
①社会保険料の引き上げ
②支給開始年齢の引き上げ
③支給額の引き下げ
少子高齢化が進んだ日本では、社会保険料の徴収額が減る一方で支給額は増えていくことが決まっているわけですから、何かを得るには何かを捨てなくてはなりません。
それが無理だというなら、待ち受ける未来は年金制度の破綻しかあり得ません。
社会保険料は引き上げられ続け、支給開始年齢の引き上げが濃厚となっている現在、もうこれ以上は受け入れられないという人も多いでしょう。
そこで第4の道が提示されるたわけです。
それが運用利回りの上昇です。
資産運用は多分にタラればの要素がありますから、結果は終わってみないとわかりませんが、これ以上の年金改悪を避けたければリスクを取るしかありません。
この道を歩むことを決めた安倍総理を批判するのは勝手です。
ですが、年金支給年齢まで15年以上ある年代にとっては、一番マシな選択ではないでしょうか。
長期積立投資のセオリーとして、「下落は常に買い」です。
特に年金のように、運用期間が永久で、追加資金に事欠かないのであれば尚更です。
今ここで諦めてしまっては、高く買って安く売るダメな投資のお手本でしかありません。
批判する方は、批判すると同時に対案を出してほしいものです。
そして、リスクを取らない場合の対案が仮に出た場合にどれだけの支持を集められるのか見ものです。
それではまた!