株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

花を引き抜いたもしれないが、心は平穏を取り戻す

こんばんは、よっぴーです。

 

明日はとてつもなく暖かい日になるらしいです。

花粉症ではないので花粉を感じることはできなのですが、日も長くなり、暖かい日が来ると春の訪れを感じます。梅の花も咲いていますから、春はすぐそこです。

 

そういえば百人一首紀友則の和歌に

 

ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ

 

というのがあります。
なぜこの歌を持ち出したかというと、静心を取り戻すために持ち株の処分を決行したからです。

 

今日売却したのはラクスとRIZAPになります。

ラクスは2,250円×200株、2,247円×200株、2,245円×200株と刻んで売却し、RIZAPは301円×600株で売却しました。

 

これをもって年末ジャンボRIZAPは終了となり、ラクスも残すところ特定口座の200株のみとなります。

 

なぜ売ったかと言うと不安にさいなまれてしまったからなのですが、原因は『投資で一番大切な20の教え』を読み返したことです。週末に本の整理をしていた中で久々に読み返してみたくなったのですが、その中の一文が私の心を打ち抜きました。

 

≪強欲と楽観主義が組み合わさるたびに、人々は高いリスクをとらずに高リターンを狙う戦略を採用する、人気の証券を高すぎる価格で買う、すでに過大評価されている資産をまだ値上がりする余地があると見て保有しつづける、といった行為を繰り返す。≫

 

少し長い文章ですが、特にこの中の≪すでに過大評価されている資産をまだ値上がりする余地があると見て保有しつづける≫の部分です。

 

ラクスは、PER100倍超を正当化することはできるだろうかと前々から疑問に感じつつも、素晴らしい企業であることを理由に持ち続けてきました。しかし例え素晴らしい企業であっても、株価が過大評価されてしまっていればそこには大きな下落リスクがぶらさがっていることを認識してしまったのです。

 

もちろん今までも、株価は上げ下げを繰り返して今にいたっています。しかしそれですら、結果的にそうなっているだけで、これからもそうだということを示しているものではありません。

 

素晴らしい企業であれば株価が下がることはないなどと言うことは決してなく、株式市場全体が下落にすればどんな株でも無慈悲に売られます。むしろ、素晴らしい企業であっても過大評価された株が真っ先にその犠牲者となります。

 

そう考えた途端、そのリスクをとってまで保有することに恐怖を感じました。そしてそれは、寝つきが悪くなるくらいに心にプレッシャーをかけてきたのです。

ですので、うだうだ考えるだけ時間は無駄だと思ってバッサリ売り払いました。RIZAPは、その行きがけの駄賃です。

 

ひょっとしたら、ピーター・リンチの言うところの「花を引き抜き、雑草に水をやる」行為なのかもしれません。

 

ですが、間違いなく心は平穏を取り戻しました。ストレス源は取り除くことは、健康で文化的な生活をおくるために必要なスキルです。

 

おかげで今日からはぐっすりと眠れそうです。

 

 

まあ、3か月後、今日の売却を悔やんで眠れない日々を過ごす自分に出会うのかもしれませんが。

 

 

それではまた!