株式投資で巨万の富を目指して

サラリーマン投資家よっぴーの資産運用録。

JT カナダで賠償金命令。金額がまたすごい。

こんばんは、よっぴーです。

 

何と、JTがカナダで1,480億円の賠償命令を受けました。

日本で生まれ育つと、海外の訴訟は次元が違い過ぎてよくわからないです。

 

訴訟内容は「喫煙が健康に与える影響の説明が不十分だった」ということらしいですが、こんなことで訴えられるところが恐ろしいと言いましょうか、すごいと言いましょうか。

 

健康被害での裁判はたばこ会社の宿命とは言え、自分の保有銘柄が巻き込まれると心臓に悪いです。JTは上告するでしょうから、支払い確定はまだ先になりそうです。

 

 

JTの財務状況と業績からすれば、万が一確定したところですぐに潰れるということはないでしょう。しかし、これが先例となって次から次に裁判を起こされてしまうとのんきなことを言っていられなくなります。減配、株主優待の廃止→株価下落という負のスパイラルに陥ってしまうでしょう。

 

一方で、同じくたばこ銘柄であるフィリップモリスが訴訟リスクを乗り越えて株主還元をし続けた結果、投資家に素晴らしいリターンをもたらしたというのも事実です。

 

つまりたばこ産業への投資は、この逆風の中で粛々と株を買い増すという超人的行為を投資家に強いるのです。玄人向けと言うべきか、ドM向けと言うべきか、本当に悩ましい投資対象なのです。

 

なのでリスク許容度の低い投資家は、優待がもらえて最も利回りが良くなる100株または200株にしておくのが無難かもしれません。

 

 

シーゲル教授の研究で明らかになった過去の栄光が再び未来で待ち構えているのか、はたまた最低な投資の見本として未来の投資本に載ることになるのか。未来は誰にも分りませんが、どう転んでも自己責任というのが投資の素晴らしいところです。

 

投資家に幸あれ。

 

 

それではまた!